2025年12月22日
秋祭りの準備と片付けに月末まで追われていた10月。
振り返ってみると、ハロウィンの時期が終了し、掲示する作品が何もない・・・。
「やはり、無いと寂しいな・・・」ということで、取り急ぎみんなで菊の花を作成しました。



全部で6色の菊を作成。

色紙から1枚1枚切り出し貼り合わせて作成しています。
花芯はお花紙を丸めています。葉っぱも1枚1枚型を取ってもらい、切ってもらいました。
たった1週間ほどで、200個くらいの花と葉っぱが出来上がりました。
「ちょっとできたらいいか~」くらいに思っていた私の予想を、大きく上回りました(笑)
もしかしたら、入所者様にとってこの作業は趣味活動ではなく“仕事”になっていたのかもしれません。
どちらにせよ、私を見かけるたびに
「もう、あの切るのないん?いつでも持ってきないよ」
「こないだ持ってきたやつ、もうできとるでよ」
「あの材料が足らんから、また持ってきといてよ」
などなど。職員だけではなく、入所者様からも直接私に報告が入るようになった今日この頃。
そんな矢先に、とっても嬉しいことがありました!

ある入所者様が、面会のために1階に降りてきていた時、私を見かけて呼び止め、これを渡してくれました。
広告で折った箱です。
「作業しよったら、こんな箱ようけ使うだろ?これ、使うて」とわざわざ作って、持ってきてくれたんです!
そこまでの過程と気持ちに、驚きと感動ですぐに声が出ませんでした。
本当に、ありがたいことだなあと思います。
入所者様の生活の中に、”作業をする”ということが日常になっているんだな、と改めて実感しました。
要介護になっても、認知症になっても、”誰かの役に立ちたい”と思っている人はたくさんいます。
”役に立つ(役割がある)”ということは、その人がそこに存在する意味を持つ、ということです。
それは、生きる価値に繋がっていきます。
でも、要介護状態や認知症になると周囲の人も本人も「もうできない」と思いがちになります。
その価値観を変えるために、作業活動があります。
そして、職員が入所者様に「お疲れ様です。ありがとう」と声をかけます。
そんなやり取りが、蓬莱荘では毎日どこかで繰り返されています。
蓬莱荘では今日も、入所者様がイキイキと生活できるように、支援を続けています。
そして私は、作業の企画と準備に追われます・・・。頑張ります。